B meets B





  梅雨も明けて急速に夏めいてきたある日の休み時間、休息
 するには日差しの強すぎる学校の屋上に啓介はクラスメート
 に強引に連れて来られた。
 「何だよ? 何の用だよ一体」
 「いいから来いって」
  用件を言わないままの彼は啓介を屋上へ押し出すと、屋上
 の厚い扉を大慌てで閉めた。そして何事かと訝しむ啓介の手
 に、紙袋に入れたままの何かを差し出した。
 「何だこれ?」
 「俺のとっておきのお宝。貸してやるよ」
 「だから何だよ、これ───……ビデオか?」
  手に持った重さと大体の大きさで、啓介は中身に大体の当
 たりをつけた。それは間違ってはいなかったのか、クラスメ
 ートはにんまりとした笑いを返してきた。
 「……裏だよ、裏。う、ら、ビ、デ、オ。すげえのが手に入っ
 たんだぜ」
 「裏ァ?」
  含み笑いで答えるクラスメートの言葉に、啓介は素っ頓狂
 な声を上げた。
 「いらねーよ、こんなの」
 「いいから持ってけって!」
  袋ごとビデオを返した啓介であったが、思いがけず強い口
 調で押し返されて驚いた。
  よくよく友人の顔を見れば持っているビデオの内容とは裏
 腹に、彼は至極真面目な表情をしていた。
 「おまえさあ、最近なんか疲れてるだろ。やっぱ色々あって
 ストレスとかたまってんじゃねーの?」
 「それは……」
 「だろ?」
  啓介を労るような視線を向けてきたクラスメートは、歯切
 れの悪い啓介ににっこりと笑いかけてきた。それは実に爽や
 かな笑顔だった。
 「だからこれでも見て、少しはストレス解消しろよ。返すの
 はいつでもいいから、な?」
 「お、オイ」
 「いーからいーから」
  言いたい事を言った友人は、啓介の手に自分の宝物を握ら
 せるとじゃーなと立ち去った。
 「ストレス解消にはなんねーだろ、これは……」
  クラスメートを見送る羽目になった啓介は、一人きりの屋
 上でボソッとつぶやいた。しかし的外れとはいえクラスメー
 トの心遣いは嬉しくはあった。
  このところ、確かに啓介は疲れていた。
  緒美との関係は出会った当初よりは和やかなものになって
 はいたが、彼女が啓介のライバルである事は変わりなかった。
  義理の兄である涼介。その大好きな人との時間をいいよう
 に邪魔されて、啓介の気持ちは最近ささくれだっていた。
  いつのまにか周囲の友人にも、そんな気持ちが伝わってい
 たらしい。
  せっかくの心遣いを無下に断るのもなんだかためらわれて、
 ビデオテープを手にしたまま啓介はやれやれと空を仰いだ。


  その日の深夜、啓介は自室で借りたビデオをボーッと眺め
 ていた。
  テープの背にあるタイトルは『女・特攻絵巻』。身も蓋も
 ないタイトルだった。
 「……あいつ、ヤンキー物なんか好きなのかよ」
  しかしテープをいくら眺めていても仕方なく、啓介は気乗
 りしないままにテレビの前に座った。そしてテレビと一緒に
 設置してあるビデオデッキの電源を入れた。
  涼介の部屋にはないのに、啓介の部屋にはテレビとビデオ
 が置かれていた。とはいっても最近買った物ではない。前の
 アパートで使っていた物で、引っ越しの時に捨てようかどう
 か迷った物だった。
  この家には既にリビングにドーンとどでかいテレビとビデ
 オがあった。
  だからわざわざ持ってこなくてもよかったのだが、まだま
 だ使えるそれらを捨てるのも忍びなくて、啓介は自分の部屋
 に持ち込んだのだ。
  まあ理由はそれだけでなく、あまりにも部屋が広すぎたの
 で何でもいいから置いてスペースを埋めるつもりもあった。
 広いとは言いがたいアパートで育った身としては、広々とし
 た部屋で過ごすのは物理的な余裕があっても心情的には落ち
 つかなかった。
  テレビやビデオをはじめとして、色々と部屋に運び込みは
 したのだが、それでも啓介の部屋は今もけっこうなスペース
 を持て余していた。
  啓介がビデオデッキにテープを入れると、それはすぐに再
 生を始めた。どうやら録画防止のためのツメが折ってあった
 ようだった。
 「しっかりしてやがるぜ……」
  呆れながらもヘッドホンのコードをテレビに接続し、それ
 を耳につけ啓介はやれやれとテレビ画面を見つめた。義父は
 今日も夜勤で留守、母も涼介も寝ているとは思ったが、万が
 一にも気づかれないようにとのヘッドホンだった。
  程なくしてテレビ画面にビデオの内容が映し出された。
  そのビデオは案の定、いわゆるヤンキー女が出てくるアダ
 ルトビデオだった。
  しかし啓介はまったくおもしろくなかった。
  確かにモザイクも入ってない、正真正銘の裏ビデオであっ
 た。女優の局部も、見たくはないが男優の局部もはっきりと
 映っていた。もっと言えば女優の舌使いも男優の腰使いも、
 少しも隠されてはいなかった。
  しかし逆にこうまですべて映っていると、興奮するよりも
 逆に冷めてしまう啓介であった。別にアダルトビデオにご大
 層なものは求めてはいないが、ちょっとはモザイクでもかかっ
 ている方が想像がかき立てられて、よっぽどイイと思うのだ。
  一応部屋にはティッシュケースも置いてあったが、それは
 必要にはなりそうもなかった。
 『俺も枯れてんなあ……』
  しかし借してもらった手前、とりあえず一通りは目を通し
 ておこうと啓介はビデオを見続けた。ヘッドホンはつけたま
 まだったので、だから啓介は気がつかなかった。
  その時、啓介の部屋のドアがノックされた事に───。


  ただただヤッてるだけのビデオを観ながら、啓介は退屈し
 きっていた。
  そうこうしている内にふと隣にあたたかい気配を感じて、
 おやと思った。梅雨は明けたがまだ朝夕は肌寒く、啓介は部
 屋の窓も開けていなかった。
 『気のせいか……?』
  そうは思いながら何気なく隣に顔を巡らした。するとそこ
 には───……。
 「りょっ……涼介さん!?」
  啓介の隣には、いるはずのない涼介の姿があった。
  慌てて飛びのいた啓介はヘッドホンをしたままだった。そ
 の勢いでヘッドホンのコードの先端がテレビの接続部分から
 抜けた。
 「うわぁ!!」
  その途端に部屋中に女の喘ぎ声が響きわたり、啓介は慌て
 てビデオの停止ボタンを押してそれを止めた。
  テープが止まるとともに部屋には静寂が訪れた。しかしそ
 れは啓介にとっては冷や汗ダラダラものの静寂だった。
  何といっても一番知られたくない相手に、一番見られたく
 ない姿を見られてしまったのだ。
  普段してないから敢えてドアに鍵はしなかったのだが、こ
 んな事ならしっかりかければよかったと啓介は心底後悔した。
 「な……何で、涼介さんがここに?」
  涼介の顔がどうしても見れずに、啓介は顔を伏せたまま口
 を開いた。呆れられているか軽蔑されているか───様々な
 想像が頭の中を駆け巡っていた。
  そんな啓介の不安など知る由もなく、涼介は答えた。
 「もう遅いのに啓介の部屋の明かりが消えないから、どうし
 たのかと思ったんだ」
 「…………」
  しまった───と、啓介は思った。
  実は啓介が寝るのはいつも早かった。とはいえ日付が変わ
 る前に寝ているだけで、特別に早い訳ではない。夜更かしだっ
 てけっこう得意だが、昔から朝食の支度は啓介の役目だった
 ので早寝早起きの習慣が身についているのであった。
  対して涼介の方は寝るのが遅かった。どうやら夜遅くまで
 パソコンを使っているらしく、一緒に暮らし始めたここしば
 らくの間で、啓介より早く休んだ日は一日もなかった。
  とはいっても涼介の寝起きが悪いのは寝不足のせいとかで
 はなく、ただ単に寝るのが好きなだけらしい感があった。
  緒美もいないこんな夜中に涼介と二人きり───本来なら
 とても大歓迎な状況であるはずなのに、恥ずかしいやら気ま
 ずいやら、どうしても顔を上げることができなかった。あげ
 くの果てに啓介は、こんな事態を引き起こしてくれたビデオ
 の持ち主を心の底から恨んだ。
  そんな押し黙ったままの啓介に、今度は涼介の方から声を
 かけてきた。
 「それより何で止めるんだ?」
 「な、何でって……」
  涼介の声は優しかった。
  その声に惹かれて啓介は恐る恐る顔を上げた。すると涼介
 の端整な顔がいつもより間近にあった。
  いくら見ても見飽きないその顔に、啓介は赤くなっている
 であろう顔が更に赤くなっていくのを感じていた。
  まるでトマトかリンゴのようになった啓介には何も言及せ
 ず、しかし涼介はそれ以上にすごい爆弾発言を寄越してきた。
 「俺も一緒に見ていいか?」
 「はあっ!?」
  涼介の申し出に啓介の頭はパニックに陥った。元から混乱
 していたが、それ以上にグチャグチャになってしまった。
  こんなビデオを見ていたなんて涼介に知られただけでも恥
 ずかしいのに(まだ母親に見られた方がマシだった)、涼介
 は一緒に見たいと言う。しかし世間はどうだか知らないが、
 友人ならまだしもこういったものを義理とはいえ兄弟で一緒
 に鑑賞する趣味は啓介にはなかった。
  それより何より、隣にいるのは啓介が恋する相手なのだ。
 そんな事できる訳がなかった。
 「それは───ちょっ、と……」
 「ダメか?」
 「いや、ダメとかそういう問題じゃなくって……」
 「?」
  しどろもどろな啓介を涼介はじっと見つめてきた。
  ただでさえ涼介に見つめられるのは(嬉しいが)弱いのに、
 この状況で啓介は心底困り果ててしまった。
  それとも同じ男なのだから、涼介もこういったものに興味
 があるのだろうか。
  そう考えて改めて涼介を見たが、しかし啓介にはそうとは
 感じられなかった。涼介の瞳には、興味とか欲望とかそういっ
 たドロドロしたものがかけらも見つけられなかったからだ。
  それどころか啓介をひたむきに見つめてくる様子は、どこ
 か必死にさえ感じられた。
  その上、涼介はいつも通り見惚れるほど綺麗で、啓介は久
 しぶりに身近に感じる涼介にこんな状況だというのにボーッ
 としてしまった。
 「ダメ、とかじゃなくって……ダメって訳じゃなくて……」
  涼介の頼みを啓介が拒否する事など───最初からできる
 訳がなかったのだ。


  『何でこんな事に……』
  どうして嫌だと言えなかったのか、啓介は自分の意志の弱
 さを呪っていた。
  涼介に促されるままビデオの再生ボタンを押した啓介であっ
 たが、テレビ画面にその映像が映し出された一瞬で、さっき
 の自分をボコボコに殴りたくなった。
  テープの中身は当たり前だが先程まで見ていた内容の続き
 だった。ヘッドホンを接続していないので、女優の喘ぎ声が
 テレビから直に響いていた。
  しかし啓介はまったく画面に集中できなかった。
  何が悲しくて夜中に大好きな人と二人きりで、よりによっ
 て裏ビデオなんぞ見なきゃいけないのか───。
  そろそろと横目で隣の涼介を伺えば、涼介はやけに真剣な
 眼差しでテレビの画面に見入っていた。
  そのほの白い面差しに、啓介はドキリとした。
  見つづけていたらヤバい状況になりそうで、啓介は慌てて
 テレビの画面に視線を戻した。
  はっきり言ってしまえば、ビデオのヤンキー女よりも涼介
 の方が数千倍も魅力的だった。
  比べるつもりはないのだが涼介の方が顔だちだって遙かに
 整っているし、肌だって色白できめ細かく、……触り心地だっ
 て良さそうに見えた。
  女優が涼介より勝っているものといったら、(当たり前だ
 が)胸の大きさだけだった。
  ビデオを眺めながら啓介がそんな事を考えていると、不意
 に隣のぬくもりが近くなった。
  そして、コトン───と、啓介の肩に何かが触れた。
 「涼介、さん……?」
  恐る恐る啓介が隣を見れば、まず目に入ったのは涼介の黒
 髪だった。さらりとした癖のない、艶やかな髪だった。
  なんと涼介は、啓介の肩先にもたれかかっていた。その事
 態に啓介の胸はドキリと高鳴った。
 「りょ、涼介さん?」
  呼んでも涼介は反応しない。どうかしたのかと啓介は、恐
 る恐る涼介の顔を覗き込んだ。
  すると───……。
  涼介は眠っていた。啓介の肩に頭を預けて。
  啓介は頭の中が一瞬で真っ白になってしまった。
 「ね……寝るかぁ? こーゆー状況で……」
  ビデオはまだ途中で終わった訳でもない。画面の中では男
 優と女優が激しく交わっている。もちろん本番だ。
  なのに涼介は穏やかな寝息をたてて、すっかり眠り込んで
 しまっていた。
  啓介は涼介を起こそうとしたが、無駄な努力をするのは諦
 めた。きっと朝になって史浩が起こしに来るまで、涼介はぜっ
 たいに目覚めないだろう。
  それに、こうやって涼介のぬくもりを感じているのははっ
 きりいって啓介にとって天国であった。手だけをそろそろと
 動かし、床に転がしていたリモコンを取って啓介はビデオを
 止めた。
  そうして啓介はしばしその幸せにひたった。しばらくの間、
 身動き一つせずにいた。
  本当なら一晩中でもこうしていたいくらいだが、かといっ
 て涼介をそのままにしておく訳にもいかなかった。
  啓介は意を決すると、そっと態勢を変え───涼介を抱い
 て涼介の部屋に向かおうとした。
  初めて抱きしめた涼介の身体は想像していたよりもずっと
 華奢に感じられて、啓介は驚いた。線が細いとは思ってはい
 たが、それを実際に感じて啓介は焦った。
  そして涼介を抱き上げようとしたのだが……、さすがにそ
 れは叶わなかった。啓介は涼介を抱きしめたまま、床にへた
 り込んだ。
 「……チェッ」
  悲しいかな身長も体重もいまだ涼介に負けている啓介に、
 それは実現不可能だった。
  仕方なく啓介は半ば引きずるようにして、涼介を自分のベッ
 ドに寝かせた。いくら目を覚まさないだろうとはいえ、部屋
 まで引きずっていくのはちょっと手荒過ぎる気がしたからだ。
  何よりこのまま涼介に触れていたら、啓介自身がヤバい事
 態になりそうだったからだ。
  先ほど涼介がもたれかかってきた時から、啓介の身体は一
 気に熱が上がっていた。裏ビデオを観ていた時とは大違いな
 その現金な反応に、我ながら恥ずかしくなる程だった。
  それでもその熱からとにかく意識をそらし、涼介をベッド
 に横たえた。
  布団をかけても、涼介は一向に目覚めなかった。
  そんな涼介をただ啓介は見つめ続けた。
  そうしてふと、これがどんなシチュエーションなのかとい
 う事を改めて理解した。
  深夜、啓介の部屋、お邪魔虫の緒美もいない───そして
 眠る涼介と二人きり。今なら何をしても涼介は気づかないだ
 ろう。……例えばちょっとだけキスをしても。
  意を決した啓介は、眠る涼介の頬にそっと手で触れた。触
 れた肌は柔らかく、また間近で見てもやはり涼介はため息が
 出るほど綺麗だった。
  それに見惚れながら、啓介はそおっと顔を寄せていった。
  しかしどうしてもそれ以上近づく事ができなくて、啓介は
 途中で固まってしまった。
  何といっても涼介の寝顔は安らかで───幸せそうだった。
  ちょっとキスぐらい、と思った啓介であったが、涼介の顔
 を見ているとどんどんためらう気持ちが強くなっていった。
 (涼介の方が年上ではあるけれど)まるで幼子に悪戯してい
 るような罪悪感がひしひしと込み上げてきた。
  触れたらまるでそれを壊してしまいそうな気がして、だか
 ら啓介はなかなか動けなかった。
  その時、涼介がわずかに身じろいだ。
 「ん───……」
 「!!」
  涼介の唇のすぐ傍まで唇を近づけていた啓介は、涼介の吐
 息を唇で感じた瞬間、ガバッと身を起こした。
  そして大慌てで部屋を飛び出すと後ろも見ず───真っ直
 ぐトイレに駆け込んだ。


  「おはよう。相変わらず朝から頑張ってるな」
 「ああ、おはよう」
 「……何だ、その顔。夕べ眠れなかったのか」
  相も変わらず毎朝、史浩は高橋家にやって来ていた。最近
 はすぐに涼介を起こすだけでなく、朝食の支度をする啓介と
 こうして短い会話を交わす事もしばしばであった。
 「……ちょっと、色々あってさ」
 「?」
  今朝の啓介は目の下に隈をつくり、明らかに疲れているよ
 うであった。しかし啓介は口をつぐみ、それ以上話そうとは
 しなかった。だから史浩も深く追求するのはやめた。
  昨夜は結局、啓介は涼介に何もしなかった。
  とりあえず部屋には戻ったが、啓介のベッドには変わらず
 涼介が眠り続けていた。しかしとてもそのベッドにもぐり込
 む事はできなかった。物理的なスペースはともかく、心情的
 な面でそれは不可能だった。
  仮に一緒に眠ったとしても、啓介はすぐにまたベッドを抜
 け出す事になっていたであろう。だから啓介は使わずにいた
 布団をクローゼットから引きずり出し、自室の床で一晩過ご
 したのだ。今が真冬でなくて良かったとしみじみと思いなが
 ら。
  そんな啓介の苦労には気づく事なく、史浩は二階へと足を
 向けた。
 「じゃあ、涼介起こしてくるな」
 「あ。涼介さんなら俺の部屋で寝てるから───」
  何気ない啓介の一言に、史浩はピタリと足を止めた。
  啓介も慌てて自らの口を手で塞いだ。しかしもう遅かった。
 どのみち史浩は涼介を起こしに来たのだから、誤魔化す事な
 どできなかったであろうが。
 「啓介……」
 「な、何だよ」
 「まさかお前、夕べ───」
 「まっ……まだ何もしてねーよっ!」
 「……まだ?」
  史浩の一言に、うっと啓介は言葉を詰まらせた。
  階下のそんな騒動も知る事なく、涼介は啓介のベッドです
 やすやと眠り続けていた。

 
  


部屋を散らかしてない啓介なんて啓介らしくなーい!とは
私も思うんですが、まあこれもパラレル。お許しを〜。
しかしこうして昔書いた話を読み返すと……なんとも恥ずかしいですな(^^;)
なに書いてたんだか、私……(^^;)>





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